結婚相談所と一言で言っても、様々な種類があります。
このページでは、その中でも、「連盟」について詳しく述べていきます。
結婚相談所の連盟とは?
結婚相談所には、「連盟」というものが存在します。
様々な結婚相談所が互いに会員情報を共有することで、他の結婚相談所に所属している会員を相互に紹介できる仕組みのことです。
連盟に加盟することで、加盟相談所同士で会員データベースを共有し、自社の会員と他の相談所の会員でお見合いを組むことができます。
自社の会員が1人だとしても、お相手を探し成婚を生み出すことができるのです。
さらには、連盟間で提携して会員データを共有していたり、最近では「コネクトシップ 」や「スクラム」といった新しい仕組みも登場しています。
主な連盟の比較
結婚相談所の連盟には、IBJ(日本結婚相談所連盟)、全国結婚相談事業者連盟(TMS)、良縁ネット、BIU(日本ブライダル連盟)、日本結婚相談協会(JBA)、JMN(日本成婚ネット)、NNR(日本仲人連盟)、良縁会などがあります。
結婚相談所の連盟には、会員規模や特徴が様々です。
また、成婚に対する考え方など、そのルールや思考も多少異なります。
それぞれの連盟の特徴を見ていきます。
IBJ(日本結婚相談所連盟)
株式会社IBJが運営する結婚相談所連盟です。会員数・成婚数・加盟店数すべてにおいて日本最大の連盟で、東証一部上場というのも特徴の一つです。
高年収・高学歴の会員が多く、47都道府県にたくさんの加盟相談所があるため、全国どこでもお相手を探すことができるという特徴があります。
会員の年齢が比較的低く、30代前半~40代前半がボリュームゾーンであり、最近は20代の入会者が増加しているのも特徴です。
全国結婚相談事業者連盟(TMS)
結婚相談所フィオーレの関連会社が運営している結婚相談所連盟です。
西日本の婚活に強いのが特徴です。
最近では、連盟間のデータベース連携システム「スクラム」を立ち上げました。
スクラム含めると、紹介可能会員数は多くなり、また、「TMSコネクト」として、コネクトシップとも一部連携を始めています。
日本ブライダル連盟(BIU)
BIUは、50年以上の実績がある、老舗の結婚相談所です。後ほど出てくる「JBA」や「良縁会」と提携しており、会員情報が充実しているのも特徴です。
会員の年齢は30代後半~40代後半がボリュームゾーンとなっています。
日本結婚相談協会(JBA)
JBAは、西日本を拠点にした結婚相談所連盟です。「BIU」や「良縁会」と提携しています。また、「コネクトシップ」と呼ばれる、業界最大級の会員相互紹介プラットフォームを利用しています。
西日本の婚活に強いのが特徴です。
良縁会
株式会社デンファレが運営する愛知を基盤とする東海地方の連盟。「BIU」や「JBA」と提携しています。
良縁ネット(Rnet)
良縁ネットは、株式会社ダイナミックスが運営する結婚相談所連盟です。大手結婚相談所の「サンマリエ」、「ノッツェ」と一部の会員情報を共有しています。
関東・九州の婚活に強いのが特徴です。
日本仲人連盟(NNR)
日本仲人連盟は、約50年続く老舗の結婚相談所連盟です。
コネクトシップに参加しており、また、運営社の株式会社日本仲人連盟は、株式会社TMSと共同でスクラムを立ち上げた、スクラム運営企業でもあります。
全国結婚相談所連盟(JBU)
全国結婚相談所連盟は、ムスベル株式会社が運営している結婚相談所連盟です。
婚活限定のマッチングサービス「Aune(あうね)」を展開しており、それを活用することも可能です。
コネクトシップとは
コネクトシップ は、2017年に開始された婚活事業者間の会員相互紹介プラットフォームです。
結婚相談所「パートナーエージェント」を運営するタメニー株式会社が立ち上げました。
コネクトシップには、婚活サービスを運営する計13事業者が参加しており、13事業者の総会員規模は9.5万人にも及ぶといわれます(2022年9月現在)。
ただし、コネクトシップに参加している13事業者の相談所に行けば必ずコネクトシップ総会員と出会えるわけではないので注意が必要です。
(1事業者の全会員がコネクトシップに登録しているわけではないからです。…ややこしいですね)
スクラムとは
スクラムは、全国の結婚相談所や連盟をつなぐデータベース連携システムです。
TMSを運営する株式会社TMSと、NNRを運営する株式会社⽇本仲⼈連盟により、2021年6月に作られ、2021年9月にはパートナーエージェントも参加しました。
結局どの連盟がいいのか?
これだけたくさんの連盟の紹介とその特徴をしてきましたが、結局どこがいいの?と感じてしまいますよね。
連盟最大手は会員数や成婚数から見て、間違いなくIBJです。
そのIBJに追いつけ、追い越せということで様々な提携や連合が行われています。
やはり、会員数が多い方がいいですよね。
しかし、今のところ(2023年9月現在)、どの連携や連合もIBJ単体の会員数に及んでいません。
また、それぞれの連盟には【強みの地域】があるのですが、IBJは日本全国に3500社以上の中小相談所が点在しています。そのため、【地方に強い】ということになり、熊本で選ぶならIBJがダントツでおススメです。(総会員数は多くても、熊本にはほとんど会員がいないことがあるので注意してください…)